DVD12巻

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最後の最後で公式がやってくれました。
12巻ジャケット絵はエレアだと思ってたら……+αでザージョセがついてきた! そしてジャケ絵でジョセフが脱ぐのは仕様か? もはや仕様なのか!?
にしー絵だとジョセフだけ脱いでる回数が多い気がするのは何故だろう。ザーギン様は今回きっちり着込んでるみたいだし。
しかし最近は公式でザージョセが頑張ってるような気がする今日この頃。放映が終わっても時折こうやって燃料の投下があるのはいいことだ。

何はともあれ最後まで出て良かった。途中でGONZOなくなってしまったらどうなることかと心配していたが、何とか最後まで出せそうで本当に良かった。

ジョセフとザーギン、空白の十年間の謎

発表から延々と発売延期が繰り返されていたブラスレイター ビジュアルファンブック レコード・オブ・マグナスが漸く発売された。
内容としては、絵やキャラ紹介は恩田さんの絵が中心となっていたがあまり真新しいものはなく、版権絵にもコンセプトワークスの時と重複するものの方が多かった。
むしろ今回多くページ数を割かれていたのは、板野監督を初めとするスタッフやら中の人へのインタビューだった。板野監督を始めとして、どのインタビューでもジョセフについて言及されているところが多く、如何なる主人公として描こうとしたかについて多くの紙面が割かれていた。
ジョセフについてはただ力を振るうだけのヒーローではない主人公にしたかった事、過去編で力は弱い者に振るわれる事を身を以て知ったからこそ今のジョセフが在る事、等が言及されていた。

作る側が目指していたジョセフ像については理解した。だがインタビューを読んでもどうしても腑に落ちない点が残る。それは過去編の元気で明るいジョセフが、どうやって今の無口で陰鬱なジョセフになったのか、その経緯がどうしても見えてこないということである。
過去編で描かれていた一連の悲劇が今のジョセフの人格を形成したということは説明された。だがしかし、性格面での現在と過去との同一性がびっくりするほど見つからないのである。ジョセフの思想やら理念においてはブレがないとは思うが、正反対というか、表層部分の人格が変わりすぎて、同一人物とは思えないのである。ラストシーンでブラスレイターになった時でさえ、今のジョセフの陰鬱さは影も形もなかったような気がする。15歳の時点でのジョセフが陰気さの欠片もないだけに、過去の空白を埋めるどころか空白の部分を増やしてしまっている気がする。子ジョセフは悲壮感はあっても元気ハツラツなので余計謎が増えてるというか何というか。
松風氏へのインタビューでも「ジョセフは感情の枯れちゃった人間だから」という記述がいくつかあったし、それは納得できたのだけど、枯れてしまった経緯というものが全く見えてこない。なにせ15歳までは元気でハキハキした子だったのに、そっから10年の間にどうやって今の無口ジョセフになったのかの変化のプロセスがきれいさっぱりカットされてしまっているのだ。なので15歳のジョセフを見ても今のジョセフの姿と微妙に重ならない気がして仕方がない。

謎といえば、過去編ラストでヴィクターにガルムを渡されてそのまま放流されるというのも不自然である。あの時点では希少な融合体で、しかもザーギンが失踪したとあってはツヴェルフの自由になる唯一のサンプルである。そんな貴重なサンプルに「これでザーギンを追え!」と唐突に出てきたガルムを与えて野に放った上、あまつさえザーギンを追わせるというのは非常に不自然ではないだろうか。
不自然といえば突然出てきたあのガルムも不自然である。まるで最初から用意されていたかのようにポンと出されていたが、あんな化け物バイク一体何の為に作ってたんだとかどっから出したんだとか融合体になっちゃったとはいえ巻き込まれただけでツヴェルフとは縁もゆかりもない移民の子にポンと与えていいものなのかとか、突っ込みどころが尽きない。

物凄く強引な解釈として、ヴィクターにガルムを与えられて放流されたのはザーギン失踪から何ヶ月も後だった、という可能性を考えてみた。話の中ではザーギンの血液で感染した翌朝にガルムを渡されたように描かれてはいるが、実はその前にジョセフはツヴェルフの研究施設に連行されており、身体の隅々まで調べられ弄くり回され、数ヶ月に渡って実験サンプルとしてデータを取られた後だったという説である。一通りデータを取りつくしたので、後は用済みとばかりに発信器と監視役を兼ねたAIを搭載したバイクを与えて野に放ち、行方不明になっていたザーギンをおびき寄せる為の撒き餌として利用したのだとすれば、なんとか辻褄は合うのではないか。

貴重な融合体をみすみす手放すことの不自然さは、実は生きていたサーシャの差し金があったとすれば説明がつく。ツヴェルフによって蘇生した後で、弟を解放してやりたい一心でザーギン追跡の為という名目の上で監視を付け、一旦ツヴェルフから解放されるように仕向けたとするのはどうだろうか。
まあ、ガルムを前にしたジョセフのシャツが破れたまま&背景変わってないので、捏造にも程があるとは思うけど。

いずれにせよ、ジョセフとザーギンが10年間も何をやっていたのか、色々と謎は残されたままである。ザーギンに関してはベアトリス&ヴァイス拾ったり裏で暗躍したりと色々やっていたようだが、その合間に追ってくるジョセフを翻弄したりニラニラしながら影から見守っていたんだろうかとか、ツヴェルフは10年も放ったらかして何をやっていたんだろうかとか、疑問と妄想は尽きない。

過去編眼鏡とショタ

ようやくブラスレ7巻を見た。

ザーギンがブラスレ化するシーンで今の髪型になっていたのが、短髪のままに変更になっていた。
過去編見るまでは、10年という長い年月の間にあの外見に変わっちゃったんだろうなーと思っていたので、一晩にして現在の外見になるのは違和感があったため個人的にはGJ。
というか眼鏡と今ザーギン、顔つきも微妙に変わっている気がする。髪型が違うから印象が変わっただけかもしれないけど、眼鏡外した顔と今の顔比べてみても同じ顔には見えないような。
そしてあのアホ毛は一体どこから出て来たんだろう。眼鏡時代は影も形もなかったのに。

あと、久しぶりに14話見て、自分の脳内ジョセフ(15歳)が実際より2〜3歳幼くなっていた事に気がついたw
酷い時だと過去編ザージョセのはずなのに、ジョセフの方が10歳の外見になっていたりすることもよくある。いやまあ、個人的には大人と子供ぐらい年の差があった方が萌えるけどさ。
それにしても過去編ジョセフの可愛らしさは犯罪だハァハァ

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過去編の大学に関する考察と妄想

ブラスレ本、一時はどうなることかと思ったが、どうやら書きたい話の構造が見えてきた。このまま妄想力が一人歩きしてくれれば何とか育ちそうだ。

過去編は色々突っ込みどころが多い回なので、原作に準拠しようとしたらとんでもない事になりそうな部分が多すぎるが、それを逆手に取って捏造やら独自設定やらを積み重ねて行けば面白い事になりそうだ。
ザーギンとサーシャの在籍していた大学は、ツヴェルフの息のかかった機関であることは本編でも仄めかされていた。あるいは、変貌する直前のザーギンがヴィクターに連れられて謎の仰々しい扉に入っていったところから見て、表向きは大学に偽装されたツヴェルフの研究機関が隠されているのか。そういやヴィクターはあのとき「所長」と呼ばれていたけど、何の所長だったんだろうか。
地上部分は大学だけど、地下深くにツヴェルフの研究機関が隠されてたりして。って、バイオハザードかい。映画版一作目の。ザーギンが入っていった扉とか、一度死んだサーシャがサイボーグとなって蘇生させられたのもそれで説明がつく。
あと、14話でザーギンやサーシャが収容された病院は大学に付属する病院と見ていいんだろうか。それが一番自然な気がするし。ほかにも武装した警備員が居たこと、ガルムがすぐに出てきたことを見れば、ただの大学でなかった可能性は高い。
…いや、あのときのガルムは色々と唐突というか不自然なとこ多いけどさ。「これでザーギンを追え」とか、一体どっから出したのとか。

けど今はあの町と大学はどうなってるのだろうか。
ジョセフの育った教会は過去編で焼き討ちにあった後、異民も町の方に移ってたから現在は無人だったようだけど、大学にあったツヴェルフの研究機関はどうなってるんだろう。
既に引き払った後なのか、あるいは現在も密かに研究を続けているのか。

ブラスレイター ジャッジメント2 

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ようやくブラスレイター小説2巻を読めました。
以下感想。ネタバレ含みます。

ジョセフの喋り方やキャラが変だというのは、1巻の時からいろんなところで散々既出だと思うので、ここでは別なところから突っ込みを入れたいと思う。

本編でも小説でもそうだけどさ、ジョセフ、罪悪感持ってるなら、それこそスノウ置いてくなよ…
いくら生きる術を教えていたとはいえ、スノウがジョセフ慕ってる以上、置いてけぼりにする方がひでぇんじゃないのか? むしろ融合体にしちゃった時点で、既に巻き込まれてるも同然なんだし、いくら生き方と戦い方のフォローはしたとはいえ、融合体になっちゃった子を一人でほっぽり出す方が危険だし無責任なのではないかと…。
廃墟になった別荘で二人暮らししてた時はバトルの練習相手になってもらってたのに、「巻き込まれたくない」で置いてくのは、利用するだけして逃げたとも言えるのではないかと。
マルコから招待状叩き付けられてパーティー会場に行く時は、スノウ連れて行くより単独で行く方がジョセフの取る行動としては妥当だと思うし、置いて行った後からここぞという時にいきなり乱入してもらった方が、戦術的にもストーリー的にも効果的だとは思うけど。敵味方共に予想の範疇に入っていない分、奇襲効果は抜群だったし。それにしたって、ジョセフはマルコが来なくともスノウ置いてく気満々だったわけだ。
ジョセフはむしろ、スノウを巻き込みたくないからというより、融合体にしちゃった事への罪悪感と向き合うのが辛いからスノウ置いてどっか行ったというのが妥当な気がする。少なくとも最初に置き去りにした時は。
しかしまー、こんだけ慕って心配してくれる子を置いてくなよジョセフ。スノウかわいいのにスノウ。

続いてザーギン様について。
マルコの証言より、ザーギン様はつくづくジョセフの事好きなんだなと思った。P68の「いい恰好だな、ザーギンお気に入りの坊っちゃんよ」とか、P154の「ザーギンはよくてめぇの話をしていたからな」とか。
銀様がよくジョセフの話をしていたというのは、マルコけしかける為だったんだろうけど、それにしても嬉しそうにジョセフの事を話す様が容易に想像出来てしまうのだから困る。
むしろ、マルコの証言から察するに、それこそのろけレベルの内容になってて、聞いてる側がうんざりして「あーはいはいもうお腹いっぱい」ぐらいにはなっていたのではないかと思う。ベアトリスもジョセフにまつわるのろけ話を聞かされてたとしたら、影でギリギリしてそうだ。
まあ、妄想なんですけどね(勇なま風に)

ところで、マルコのビジュアルを思い浮かべようとすると、どういうわけか月光のカルネヴァーレのカルメロが浮かんできてしょうがない。
なんか似てるし。キャラとか口調とか、見た目とか。気のせいだろうか。

拍手レス&ジョセフの妊娠に関する妄想

拍手レス、今までの分もBlogに移しました。今度からはこっちでやっていきます。

[2008/10/07 (Tue) 15:05:09]
ほんとにザーギンとの子供が出来ると信じます。

ぶはは! そりゃ最高だ!

なんかこう、ザーギン様ならジョセフの体を一部作り替えて、男でも妊娠出来るようにするぐらい当たり前のように出来そうだから困る。中で出した時にジョセフの身体を改変する何かも一緒に出してて。そんな沙耶みたいな能力、あるのかどうか分からないけど。

なんかSF小説の「グアルディア」でも男が妊娠するとこあったなあ。
人外の主人公JDが、自分の体を作り替えて腹腔内に子宮作って、他人のDNA取り込んで妊娠していた。女体化とかそういうのではなく、一時的に子宮だけ作ったみたいな。
JDは「産道は作らなかったから、自分で腹裂いて生んだ」って言ってたけど、ザーギン様なら子宮と一緒に産道も作ってくれてるに違いないと思ってる。更にザーギン様は元医者だから、生まれてくる子を取り上げるのも問題無さそうだ。
あと、ザーギンは大きくなったジョセフのお腹を愛しげに撫でながら、生まれるまで側についていそうだ。ジョセフは腹が重い&本来なら無理な妊娠で体力消耗しきって寝太郎状態。そして胎動しているのは何だか固そうな生き物で、生まれてくるのは人の姿をしておらず、生まれてすぐに動き回れるようになる。
…うーむ、ハートフルなんだかSFホラーなんだか分からんぞ。

それはともかくとして、グアルディアは人体を別の生き物のように変身させる生体甲冑(アルマドゥラ)という生物兵器がメインテーマになってるから、ブラスレイター好きには是非ともお薦めしたい一冊。いっぺんそれについても語りたい。

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ジョセフ「ザーギンらめぇ!俺、妊娠しちゃううっ!」

昨日アップした小説「獣の蜜月」について。

以前、はなげさんに「一度リレーSSやろう!」というお誘いを受けていたので、彼女の書いたSSの続きになるような形で書かせてもらいました。ちゃんとあれで続きらしくなってるかな。
ザーギンの触手は、ブラスレイター形態の時に背中から生えてるアレです。人間形態で触手だけ出せるかどうかは疑問ですが。っていうかあれ、20話で尻から出てきた変な触手と同じだろうか。何で尻から出てくるんだろう…
途中で「獣」らしさを入れたらエロくなるんじゃないかと気付いたので、「動物の交尾のようなエロ」にしてみました。ジョセフに発情期の牝の犬猫みたいな尻を高く上げるようなポーズ取らせたり、ザーギンにも四つん這いでジョセフ押さえつけてもらったり。それで場所も必然的に森の中に。
最後の孕む云々は元のSSを受けて書いていますが、まさか孕みネタに萌える日が来るとは思いもよらなかったぜ。実際に妊娠出産できるはずもないのに、「らめぇ妊娠しちゃうう」ってのはわりと好きかもしれないということに気付いた今日この頃。本当に孕んだり生んじゃったりしたらギャグにしかならないのでやらないけど。だけど現在verの銀様なら本当に孕ませてしまいそうで困るw

ところで、「らめぇ妊娠しちゃうう」とか言ったり、うっかり妊娠しちゃってボテ腹になるのは子ジョセフの方がいいと思う。大人ジョセフより。男がどうやって妊娠するかは聞かないでほしい。
でなきゃ出されすぎて孕んだようなボテ腹になったとか。眼鏡ザーギンと一晩でどんだけ出せるか挑戦した結果として。
いやでも物理的にそれでボテ腹は無理がありすぎるか。というかその前にザーギンがひからびるな。あの時まだ人間だし。

それにしても、あの話の後で銀様がどういう理屈でジョセフ孕ませるのかというとこまで大真面目に考えてたら、何故かどうやってもB級ホラーにしかならない不思議。小説版のパラサイト・イヴみたいに、胎内に植え付けたザーギン種が物凄い短時間で大きくなって、映画の「スピーシーズ種の起源」みたいな形状の小さいデモニアックがジョセフの腹食い破って出てくるとか。どう見てもホラー映画です。本当にありがとうございました。

ブラスレイター#24感想

まさか主人公が最終回まで寝てるとは思いもよらなかった。ある意味伝説だよジョセフ。
イシス発動の瞬間にザーギンに抱きついて融合して抱き合ったまま散る、ぐらいはやりかねんとは思っていたが、ゲルトとヘルマンと融合するとは夢にも思わなかった。
聖書の引用の「一粒の麦もし地に落ちて死なずば〜」云々が、まさかそのまま開花エンドになるとは思わなんだ。麦になっちゃったんだねジョセフ。麦というよりタンポポだけど。
もうジョセフとザーギンは二人だけの世界に旅立ったものだと思う事にした。ゲルトとヘルマンが何か謎の赤い世界にいたんだから、彼らもそういった世界で末永く幸せに暮らしました、でもいいよね!(ヤケ

何だろう、この釈然としなさは。
いやあの、あそこまでわけわかんなくなった状態をよく収集したと思うよ。アクションパートもすごかった。メイフォンとサーシャもよくぞ奮闘した! 感動した! って思ったし。
けど何だろう。なんだか演出部分が引っかかってるような気がする。戦闘シーン以外の。最後の幻影とか、新生XATの長官の中の人がヴォルフ隊長とか、最後の幻影とか、隊長の「すまなかった」とか、最後の幻影とか。
あの決着のつけ方は、方法としてはわりと妥当なやり方だったんじゃないかとは思うんだけど、それでもあの最後の最後の演出で何もかも持っていかれてぶち壊しになった感が強すぎる。結局何の意味があったんだろう。全員集合がさせたかっただけ? だとしても劇中でやるなよー。
結局なんでジョセフがろくな活躍もさせてもらえないまま最後の最後で急に大活躍なのかが説得力なかった気がするし。

ゲルトとヘルマンがジョセフの身体借りて復活して、ザーギンとバトルファイト繰り広げるあたりは非常によかったはずなんだけど、なんかこう、それに至るまでが無理やりねじ込んだっぽさが満載というか。あの赤い空間は何なのとか、向かい合って合体するのは視覚的にヤバいだろ常識的に考えてとか気になってしょうがない。背中から重なるように合体するとか方法なかったのか。いやしかしそれじゃやっぱりギャグのままか。なら、光の球になって口か心臓の辺りから入っていくとかすれば、視覚的なアレさはまだ何とかなったんじゃないかと。

メイフォンと管区長の回想、あれどうしてあんな最終回にねじこんだのかが分からない。過去編といい、20話といい、計画的に伏線張るのって大事なんだなと思いました。

大人になったマレクはそりゃあもういい男に成長したし、可愛かったけどさ。何か古い少女漫画にでも出てきそうな顔に見えるのはどういうわけだろう。
だがしかしジョセフの服着てたのは何よりのご褒美。ちゃんとジョセフの遺志を引き継いでるんだなーという感じで。
それにしても、エレアの後輩AIの子は最終回の最後でぽっと出るには惜しいキャラだったように思える。

以前どこかで「最終回終わったら燃え尽き症候群になりそうで怖い」って言った気がするけど、自分の中では燃え尽きる前にぶっ飛んで四散した気がする。そこらへんにバラバラと。燃え尽き症候群通り越してぶっ飛び症候群である。
飛び散った萌えをかき集めて組み直せば、どうにか戻ってこられるかもしれないけど、果たして戻ってこられるだろうか。

それにしても、最近のアニメは序盤で高いクオリティを見せて視聴者を引き付けたあと、後半から一転して雲行きが危うくなって、最後に「えええーっ!?」と驚愕と落胆のどん底に叩き落とすようなのがトレンドなのか? そんなトレンド嫌だ。
だがいっそ、小さくまとまって終わるよりは、視聴者が多少は阿鼻叫喚になるぐらいカオスになった方が印象に残るのは確かだ。無難にきれいにまとまって終わるよりは。
いやでもむしろニトロ作品には納得の行くようなきれいにまとまった終わり方で名作とうたわれ今なお語り継がれる作品もあるわけで。沙耶の唄とかファントムとか。けどそうじゃないのも多いのは確かだけど。
それでも、総括的に見りゃ好きなことには変わりないし、何より全話通して作画崩壊がほぼ皆無というだけでももっと評価されていい。
願わくば、ブラスレイターも「いろいろアレだったけど、最高のニトロだった」みたいな評価になってくれればいいなあと思う。せめて、デモンベインやファントムのアニメ版みたいな黒歴史扱いにだけはならないことを祈るばかりである。