装甲悪鬼村正 体験版感想記

Nitro+の新作、「装甲悪鬼村正」の体験版をプレイした。

いやあやっぱり面白い。相変わらず胸がすくような躊躇いの無い基地外っぷりだ。いっそ清々しくもある。
奈良原氏の手法には、論理と論理による力と力のせめぎ合いみたいなところがあるわけだが、それが斬り合いのときだけでなく、対立の時にもきっちり応用されている。ヤクザの暴虐に対して自分の身とプライドと引き換えに主人公達守ろうとした湊斗とか。主人公達を正論でねじ伏せようとした校長に対して、それを上回る理想と、自分の羞恥心を引き換えにした情とを切り札として対抗した先生とかね。
そしてその駆け引きによる緊張感を見事にぶち壊すかのように要所要所で入る不条理極まりないギャグも相変わらず健在でした。というかAAが出てきたときには笑い氏にかけたw

刃鳴散らすの時はわりとリアリティ重視だった(らしい)けど、今回はトンデモ度合いの方がでっかい印象を受けた。人間よりちょっと大きいサイズのロボットが斬り合いで空中戦繰り広げるスーパーロボット。
なにせ奈良原さんなので、多少の基地外じみた展開は覚悟してたし、こっちの頭もそれに合わせて奈良原論理モードに切り替えていたから、淡々と説明が繰り広げられる描写だけで済んでいた時にはわりと冷静に付いていけてた気がする。
けどあのHシーンは流石に付いていけなかったお!

そして主人公は雄飛だと思っていたら、公式サイトのキャラクター紹介の右上の方にいるどんよりと暗い青年、湊斗景明という人が主人公らしい。なんだかジョセフに似た人が居るなぁと思っていたら、扱いまでジョセフそっくりだったとは。その位置はどう見ても主人公の立ち位置じゃねぇw
どっかで「和風ブラスレイター」とか言われていたような気がするが、劔冑(ツルギ)ではなく主人公の性質からそう言われていたんだろうか。
しかしニトロ本スレでプロモーションムービーが出ていたので見てみたら、やっぱりブラスレイターというか板野サーカスそっくりだった。
ちなみにyoutubeにいつの間にかニトロプラスの公式チャンネルが出来たらしく、PVを見られるようになっていた。

何にせよ、なんだか実に久方ぶりのニトロ分を補給できそうだ。発売が非常に楽しみである。